「エコキュートを導入したいけど、実際いくらかかるの?」——そう気になっている方は多いのではないでしょうか。本体代だけでなく工事費まで含めると意外と大きな金額になるため、事前にしっかりと相場を把握しておくことが大切です。この記事では、工事費込みの総額相場・内訳・タンク容量別・給湯タイプ別・メーカー別の価格差・2026年の補助金情報まで、まとめて解説します。

結論

エコキュートの値段は工事費込みで42万円〜78万円が相場(2026年4月時点)

本体価格は15〜35万円、設置工事費は10〜20万円が目安です。最も多い価格帯は40〜50万円未満(実績の57%)となっています。

2026年も「給湯省エネ2026事業」の補助金(最大14万円)が活用でき、実質25〜60万円程度での導入も可能です。

エコキュートの値段(工事費込み)の相場

エコキュートの導入にかかる費用は、本体代と工事費を合わせた「工事費込み総額」で考えるのが基本です。2026年4月時点の相場をまとめると、以下のようになります。

費用の種類相場の目安備考
本体価格15〜35万円容量・タイプ・メーカーにより大きく変動
標準工事費10〜20万円交換時の標準的な費用(追加工事は別途)
工事費込み総額42〜78万円2026年時点の一般的な相場
補助金適用後の実質費用25〜60万円程度給湯省エネ2026事業(最大14万円)活用時

実績データより:工事業者の実績では、40〜50万円未満が全体の57%、50〜60万円未満が26%を占めており、多くの方が40〜60万円台で交換されています。

本体価格の相場

エコキュートの本体価格は、タンク容量・給湯タイプ・メーカー・グレードによって大きく異なります。一般的な目安としては15〜35万円の幅があり、スタンダードなグレードで家庭用(370L〜460Lのフルオートタイプ)を選ぶ場合は、20〜28万円前後が中心帯です。

なお、メーカー希望小売価格(定価)と実際の購入価格には大きな差があり、業者によっては定価の50〜70%OFF程度の価格で販売されているケースも珍しくありません。

工事費の相場

標準的な交換工事(既存機器の撤去+新設設置)にかかる工事費は10〜20万円が相場です。設置環境に問題がなければ10〜15万円程度に収まることが多いですが、配管の延長が必要だったり、電気容量のアップが必要な場合には追加費用が発生します。

本体価格と工事費の内訳

「工事費込み」と一口に言っても、実際にはさまざまな費用が積み重なっています。見積もりを受け取ったときに内容を正確に把握できるよう、内訳を確認しておきましょう。

工事費の内訳と隠れコスト

標準的な工事費には、以下の項目が含まれます。

工事項目費用相場内容
基礎工事2〜5万円タンク設置用の土台(エコベースまたは土間打ち)
配管工事2〜4万円給水・給湯・追い焚き配管の接続
電気工事3〜6万円200V電源の引き込み・ブレーカー設置
リモコン工事1〜2万円台所・浴室リモコンの設置
試運転・調整0.5〜1万円動作確認・使い方説明
既設撤去費1〜3万円旧給湯器の撤去・処分
諸経費0.5〜1万円出張費・養生費・工事管理費
合計(標準)10〜22万円上記の合計

「隠れコスト」に注意! 設置環境によっては追加費用が発生します。配管の延長(1〜3万円/m)・基礎のやり直し(2〜5万円)・電気容量のアップ(3〜8万円)などで、最大10万円程度の追加費用になることも。現地調査なしの電話見積もりは鵜呑みにしないようにしましょう。

タンク容量別の価格目安【家族人数で選ぶ】

エコキュートのタンク容量は、家族の人数に合わせて選ぶのが基本です。容量が大きくなるほど本体価格は上がりますが、湯切れのリスクが下がります。一方で、大きすぎると電気代のムダにもなるため、適切なサイズ選びが重要です。

なお、タンク内のお湯は高温(65〜90℃)で貯められており、水と混ぜて適温にして使うため、実際に使えるお湯の量はタンク容量の約2倍になります。

タンク容量対象家族工事費込み価格帯(目安)特徴
200〜300L1〜3人370Lより安い傾向コンパクト・設置面積が小さい
370L3〜5人42〜68万円最も普及している標準サイズ
460L4〜7人48〜78万円4人以上・浴槽使用が多い家庭に人気
550L以上5〜8人55〜88万円大家族・お湯の使用量が多い家庭向け

プロのアドバイス:迷ったら「一つ大きめ」を選ぶのがおすすめです。エコキュートは夜間の安い電気でお湯をまとめて沸かすため、容量が小さすぎると昼間に追いだきが必要になり電気代が高くなることがあります。「4人家族なら460L」と覚えておくと目安になります。

給湯タイプ別の価格差

エコキュートには、機能の差によって大きく3つのタイプがあります。タイプによって価格が5〜10万円程度異なるため、生活スタイルに合わせて選びましょう。

タイプ工事費込み価格帯(370L目安)主な機能こんな方に
給湯専用タイプ41〜55万円お湯を沸かすだけ。追い焚き・自動湯はりなしシャワー中心・コスト重視の方
オートタイプ43〜60万円(目安)自動湯はりあり。追い焚きは手動お風呂の使用頻度が普通の方
フルオートタイプ45〜65万円自動湯はり・追い焚き・保温・足し湯がすべて自動浴槽をよく使う方・快適さ重視の方

現在の主流はフルオートタイプです。追い焚きや保温が自動で行われるため、生活の利便性が大きく上がります。ガス給湯器から乗り換える場合は、ほぼ同等の使用感を得られるフルオートを選ぶと後悔が少ないでしょう。

水圧タイプ別の価格差

エコキュートにはもうひとつ、水圧タイプによる価格差があります。一般的な「標準圧タイプ」に加え、シャワーの勢いを重視した「高圧タイプ」「パワフル高圧タイプ」があり、高水圧になるほど本体価格が上がる傾向があります(同じ容量・グレードの比較で約2〜4万円の差が目安)。マンション高層階など水圧が低くなりやすい環境では高圧タイプが特に人気です。

主要メーカー別の価格比較

エコキュートの主要メーカーは5社です。価格帯と得意な機能をまとめました(いずれも370Lフルオートタイプの工事費込み実勢価格の目安です)。

メーカー工事費込み価格帯(370Lフルオート目安)特徴・強み
コロナ42〜60万円最安値水準他社より5〜8万円安い傾向。シンプル機能でコスパ重視の方に人気
三菱電機45〜65万円配管自動洗浄機能(バブルおそうじ)搭載、省エネ性能が高い。ユーザーの信頼が厚い
ダイキン46〜70万円パワフル高圧給湯。シャワーの水圧が気になる方に向いている
パナソニック48〜68万円AI省エネ機能・スマホ連携。家全体のエネルギー管理と組み合わせたい方に
日立47〜72万円水道直圧給湯で高水圧を実現。タンク内のお湯を使わず直接給湯できる

「まずはコストを抑えて導入したい」という方にはコロナが選ばれやすく、「長期間使うので機能にこだわりたい」という方には三菱電機・パナソニック・日立が人気です。どのメーカーも基本的な省エネ性能は高く、初期費用で選んでも損はありません。

新規設置と交換(買い替え)の費用の違い

「新規に設置する場合」と「既設の給湯器から交換する場合」では、工事費が異なることがあります。

ケース費用の特徴備考
既設エコキュートからの交換標準工事費10〜20万円が相場既存の基礎・配管・電気工事が流用できるため最も安い
ガス給湯器からエコキュートへの交換15〜25万円程度電気工事(200V引き込み)や新規配管工事が必要なため割高
新規設置(まったく給湯器がない場合)20〜30万円程度基礎工事から全て行うため最も高くなる

ガス給湯器からの乗り換えや、新築への導入では、エコキュートからエコキュートへの単純交換よりも工事費が高くなる点に注意しましょう。事前の現地調査で正確な見積もりをもらうことが重要です。

補助金を活用した実質価格【2026年最新】

2026年も国の補助金制度が継続しており、うまく活用することでエコキュートの導入コストを大幅に抑えられます。

給湯省エネ2026事業の補助金額

経済産業省が実施する「給湯省エネ2026事業」では、高効率給湯器(エコキュート)の導入に補助金が交付されます(2025年11月28日以降に着手した工事が対象)。

条件補助金額
基本要件を満たす機種に交換7万円/台
加算要件も満たす機種に交換(天気予報連動機能等)10万円/台
蓄熱暖房機を同時に撤去+4万円/台(最大2台)
電気温水器を同時に撤去+2万円/台
最大補助額(加算要件+蓄熱暖房機撤去)14万円

申請は業者経由が必須:補助金の申請は、事業に登録した「給湯省エネ事業者」(施工業者)が行います。一般消費者が直接申請することはできないため、見積もりの際に「補助金申請に対応しているか」を確認しておきましょう。

補助金適用後の実質価格シミュレーション

加算要件を満たした機種への交換(10万円補助)を想定したシミュレーションです。

パターン工事費込み価格補助金実質価格
コロナ 370L フルオート(コスパ重視)約50万円▲10万円約40万円
三菱・パナ 370L フルオート(標準)約55万円▲10万円約45万円
パナソニック 460L フルオート(大家族)約65万円▲10万円約55万円

補助金の予算には上限があり、なくなり次第終了となります。導入を検討している方は、早めに業者へ相談することをおすすめします。

エコキュートを安く導入するコツ

エコキュートは高額な買い物だからこそ、少しでも賢く購入したいですよね。ここでは実践的なコツをご紹介します。

「見せかけ最安値」に騙されない

ネット広告などで「工事費込み〇〇万円〜!」と宣伝している業者の中には、基本工事費のみを表示していて、追加工事費が発生しやすいケースがあります。

最安値表示の確認ポイント:①本体の型番・グレードを確認(旧モデル・型落ちで安くなっているケースがある) ②標準工事に含まれる内容を書面で確認(配管延長・電気工事が別途になっていないか) ③アフターサービス・保証の内容を比較

複数業者の相見積もりを取る

エコキュートの導入費用は、同じ機種でも業者によって5〜15万円程度の差が出ることがあります。最低でも3社から相見積もりを取ることで、適正価格を判断できるようになります。

価格交渉のコツ:「他社から〇〇万円の見積もりをもらっている」と伝えると、値引き交渉がしやすくなります。ただし、安さだけで選ぶと施工品質やアフターサービスが劣る業者に当たるリスクもあるため、価格と信頼性のバランスで選びましょう。

また、エコキュートの入れ替えは年度末(3月)や閑散期(梅雨時期など)に依頼すると、工事業者のスケジュールが空いており、交渉が通りやすい傾向があります。

よくある質問

エコキュートの値段は工事費込みでいくらですか?

2026年時点の相場は工事費込みで42〜78万円程度です。最も多い価格帯は40〜50万円未満(実績の57%)で、補助金(最大14万円)を活用すれば実質25〜60万円程度での導入も可能です。

エコキュートの本体価格の相場はいくらですか?

本体価格の相場は15〜35万円です。タンク容量(370L・460L等)・給湯タイプ(フルオート等)・メーカー・グレードによって価格は大きく変動します。業者が販売する際の実勢価格はメーカー希望小売価格より大幅に安い場合が多いです。

タンク容量は370Lと460Lどちらを選べばよいですか?

3〜5人家族なら370L、4〜7人家族なら460Lが目安です。迷う場合は460Lを選ぶ方が無難です。容量が小さすぎると昼間の追いだきが増えて電気代が上がることがあります。価格差は5〜10万円程度です。

2026年のエコキュート補助金はいくらですか?

「給湯省エネ2026事業」では、基本要件を満たす機種で7万円、加算要件(天気予報連動機能等)を満たす機種で10万円の補助金が交付されます。蓄熱暖房機の同時撤去で+4万円の加算もあり、最大14万円の補助が受けられます。申請は施工業者経由で行います。

エコキュートを安く買う方法はありますか?

3社以上から相見積もりを取ることが最も効果的です。また、補助金対応の業者を選ぶことで最大14万円の補助金が受けられます。型落ちモデルや在庫処分品を選ぶことで本体価格を抑える方法もありますが、補助金対象機種かどうか必ず確認しましょう。

エコキュートとガス給湯器、どちらが安いですか?

初期費用はガス給湯器(10〜20万円)の方が安いですが、ランニングコスト(月々の光熱費)はエコキュートの方が一般的に安くなります。エコキュートは夜間の安い電力(深夜電力)でお湯を沸かすため、長期的に見るとランニングコストの差で初期費用の差を回収できる場合があります。

エコキュートの工事費はいくらかかりますか?

標準的な交換工事費は10〜20万円です。基礎工事(2〜5万円)・配管工事(2〜4万円)・電気工事(3〜6万円)・リモコン工事(1〜2万円)・撤去費(1〜3万円)などの合計です。設置環境によっては追加費用が発生することもあります。

エコキュートの値段は交渉できますか?

はい、交渉できます。複数社の見積もりを競わせることで値引きが期待できます。工事業者の閑散期(梅雨時期・年度頭など)や年度末はスケジュールが空いており、交渉が通りやすい傾向があります。ただし、安さだけでなく施工品質・保証内容もあわせて比較しましょう。

まとめ

エコキュートの値段:ポイントまとめ

  • 工事費込みの相場は42〜78万円(2026年4月時点)。最多価格帯は40〜50万円未満
  • 本体価格15〜35万円+工事費10〜20万円が基本構成。追加工事で+10万円程度かかることも
  • タンク容量は家族人数で選ぶ:3〜5人は370L、4〜7人は460Lが目安
  • 給湯タイプはフルオートが主流。給湯専用との価格差は5〜10万円程度
  • コロナが最安値水準(他社より5〜8万円安い)。機能重視なら三菱・パナソニック・日立
  • 「給湯省エネ2026事業」で最大14万円の補助金が活用可能。申請は業者経由
  • 3社以上の相見積もりで適正価格を把握する。「見せかけ最安値」に注意

エコキュートは決して安い買い物ではありませんが、補助金をうまく活用し、相見積もりで業者を選べば、後悔のない導入ができます。価格だけでなく保証・アフターサービスも含めてトータルで判断することが大切です。

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※本記事の価格情報は2026年4月時点のものです。価格は時期・業者・設置環境によって異なります。最新情報は各業者にご確認ください。
※補助金情報は「給湯省エネ2026事業」(経済産業省)の公開情報に基づいています。予算上限に達し次第終了となります。