ガスコンロの購入や交換を検討するとき、まず気になるのが値段の相場です。この記事では、据え置き(ガステーブル)とビルトインの価格帯をタイプ別に整理し、値段ごとの機能差や選び方のポイント、安く買うコツまで網羅的に解説します。
据え置きタイプ(ガステーブル)は1口なら3,000〜1万円、2口なら1.5万〜5万円が相場です。ビルトインタイプは本体+工事費込みで5〜20万円ですが、東京ガスの販売実績では約51%が10万円以内に収まっています。予算2〜3万円の2口コンロがもっとも売れ筋の価格帯です。
ガスコンロの値段相場【タイプ別まとめ】
ガスコンロは大きく「据え置き(ガステーブル)」と「ビルトイン」の2タイプに分かれ、値段の相場がまったく異なります。まずは全体像を把握しましょう。
| タイプ | 価格帯の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 据え置き・1口 | 3,000〜1万円 | 一人暮らし向け。コンパクト |
| 据え置き・2口 | 1.5万〜5万円 | 最も売れ筋。自炊派の標準 |
| ビルトイン | 5〜20万円(工事費込み) | システムキッチン向け。交換は業者依頼 |
据え置きガスコンロ(ガステーブル)の値段相場
据え置きタイプは、コンロ台の上に置いてガスホースでつなぐだけで使えるタイプです。設置に工事が不要なため、本体の値段だけで購入できます。
2口タイプが主流で、値段の相場は1.5万〜5万円です。楽天市場のランキングでも1.9万〜2万円前後の商品が多くランクインしており、2〜3万円が売れ筋の中心価格帯といえます。
幅は56cm(標準)と59cm(ワイド)の2種類があり、設置スペースに合わせて選びます。グリル付きかグリルレスかでも値段が変わり、グリルなしなら1万円前後で購入できるモデルもあります。
ビルトインガスコンロの値段相場
ビルトインタイプはシステムキッチンに組み込まれたコンロで、交換にはガス工事の資格を持った業者への依頼が必要です。本体価格に加えて工事費がかかるため、総額は据え置きよりも高くなります。
生活堂の販売実績によると、工事費込みの支払い額でもっとも多い価格帯は6〜8万円(全体の42%)、次いで4〜6万円(31%)です。ベーシックモデルなら工事費込みで5万円台から交換が可能ですが、高機能モデルになると15〜20万円以上になることもあります。
一人暮らし向け(1口コンロ)の値段相場
一人暮らしで自炊頻度が少ない場合は、1口コンロという選択肢もあります。値段は3,000〜1万円程度で、コンパクトなスペースにも設置できます。
リンナイのKG-11Bシリーズなど、5,000円前後で安全装置付きの定番モデルが購入できるため、予算を抑えたい方には十分な選択肢です。
値段で何が変わる?価格帯別の機能と選び方
「安いコンロと高いコンロで何が違うのか」は多くの人が気になるポイントです。価格帯ごとに手に入る機能を整理し、「いくら出す価値があるか」の判断基準を示します。
1万円以下のガスコンロ(最低限の機能)
1口コンロやグリルなしの2口コンロがこの価格帯です。Siセンサー(安全装置)は法律で義務付けられているため、安いモデルでも立ち消え安全装置や過熱防止装置は搭載されています。天板はホーロー素材が中心で、必要最低限の調理には十分対応できます。
1〜3万円のガスコンロ(標準的な機能)
もっとも売れ筋の価格帯です。2口コンロ+水なし片面焼きグリルが標準的な構成で、天板はホーローまたはフッ素コートが主流です。パロマのPA-S46Hシリーズなど、掃除しやすいフラットトップを採用した定番モデルが多く揃っています。
日常的に自炊する方なら、この価格帯で十分な機能が手に入ります。
3〜5万円のガスコンロ(高機能モデル)
ガラストップ天板+水なし両面焼きグリルが標準になり、見た目の高級感と掃除のしやすさが格段に上がります。オートグリル機能、調理タイマー、温度調節機能など便利な機能も追加されます。
リンナイのラクシエプライムやHOWAROなど、デザイン性を重視したモデルもこの価格帯に含まれます。
5万円以上(ビルトイン中〜高級モデル)
ビルトインタイプの世界です。レンジフードとの連動機能、スマホアプリでの自動調理、専用グリル調理器具への対応など、料理の幅を広げる機能が充実します。天板はガラストップが標準で、幅60cmと75cmのサイズが選べます。
| 価格帯 | 天板素材 | グリル | 主な追加機能 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| 〜1万円 | ホーロー | なし or 片面焼 | 基本安全装置のみ | 一人暮らし・最低限でOK |
| 1〜3万円 | ホーロー/フッ素 | 水なし片面焼 | フラットトップ | 自炊派・コスパ重視 |
| 3〜5万円 | ガラストップ | 水なし両面焼 | オートグリル・タイマー | 料理好き・デザイン重視 |
| 5万円〜 | ガラストップ | 水なし両面焼 | アプリ連携・レンジフード連動 | キッチンリフォーム |
失敗しないガスコンロの選び方
ガスコンロは「設置してから合わなかった」では取り返しがつきません。購入前に確認すべきポイントを優先度順に整理します。
据え置きかビルトインか
まず確認すべきは、自宅のキッチンが「コンロ台タイプ」か「システムキッチンタイプ」かです。コンロ台にガステーブルを置くスペースがあれば据え置き型、キッチンの天板にコンロが埋め込まれていればビルトイン型を選びます。タイプを間違えると設置できないため、最優先で確認してください。
ガスの種類を確認する(都市ガス/プロパン)
都市ガス用とプロパンガス用のコンロに互換性はありません。誤ったガス種のコンロを使用すると、不完全燃焼による一酸化炭素発生など重大な事故につながります。
ガスの種類は、コンロ本体のラベルやガスホースの色で確認できます。都市ガスのホースは薄ピンク色、プロパンガスはオレンジ色です。ラベルに「12A」「13A」と書かれていれば都市ガス、「LPG」と書かれていればプロパンガスです。
コンロの口数と強火の位置
一人暮らしで自炊頻度が少ないなら1口でも対応できますが、日常的に料理するなら2口以上がおすすめです。2口コンロには「右強火」と「左強火」があり、壁と反対側の手前バーナーが強火になるモデルを選ぶのが安全上のポイントです。
天板(トッププレート)の素材
天板の素材は、掃除のしやすさと値段に直結します。安い順にホーロー、フッ素コート、ガラスコート、ガラストップとなります。
| 素材 | 特徴 | 掃除しやすさ | 耐久性 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ホーロー | 丈夫で衝撃に強い。色は黒・白中心 | △ | △(塗装剥がれ・錆) | 安い |
| フッ素コート | 油汚れを弾くが経年でコート劣化 | ○ | △(コート剥がれ) | やや安い |
| ガラスコート | ガラス質コーティングで見た目も◎ | ○ | ○ | やや高い |
| ガラストップ | 光沢・高級感。フラットで掃除しやすい | ◎ | ○(強い衝撃に注意) | 高い |
メーカーの特徴(リンナイ・パロマ・ノーリツ)
家庭用ガスコンロの主要メーカーは「リンナイ」「パロマ」「ノーリツ」の3社です。いずれも品質に大きな差はありませんが、それぞれ得意分野が異なります。
| メーカー | 特徴 | 代表シリーズ |
|---|---|---|
| リンナイ | 業界最大手。デザイン性の高いモデル(HOWARO、ラクシエ等)が充実 | ラクシエプライム、HOWARO、センス |
| パロマ | コスパに強み。フラットトップ・掃除しやすさに注力 | エブリシェフ、PA-S46Hシリーズ |
| ノーリツ | ビルトイン中心。ベーシックモデルの価格競争力が高い | ファミ、ネスト |
据え置きタイプならリンナイとパロマの2択がほとんどです。ビルトインではノーリツも有力な選択肢に入ります。
グリル機能の有無と種類
グリルには「水あり片面焼き」「水なし片面焼き」「水なし両面焼き」の3種類があり、右にいくほど高機能・高価格です。水なし両面焼きなら、裏返す手間なく両面をこんがり焼けます。グリルを使わない方には、グリルレスモデルという選択肢もあり、掃除の手間が減ってコンパクトになります。
ガスコンロの交換・工事にかかる費用
据え置きタイプはガスホースをつなぐだけなので自分で設置できますが、ビルトインタイプの交換にはガス機器設置の有資格者による工事が必要です。
ビルトインコンロの工事費の内訳
ビルトインコンロの交換にかかる基本工事費は1〜3万円程度です。内訳は既存コンロの取り外し、新しいコンロの設置・ガス接続、動作確認、旧コンロの処分費です。
本体価格と工事費を合わせた総額で見ると、ベーシックモデルなら5万円台から交換可能です。くらしのマーケットでは工事費込み4.3万円〜という価格帯も確認できます。
交換費用を安く抑えるコツ
- 複数業者から見積もりを取る — 工事費はメーカー直販、ガス会社、ネット専門店で差がある
- ネット専門店を活用する — 生活堂やサンリフレプラザなど、ネット専門の工事業者は実店舗を持たない分コストが抑えられる
- 型落ちモデルを選ぶ — 1〜2世代前のモデルは新品でも大幅に安くなることがある
ガスコンロを安く買う方法
同じ商品でも、買う場所と時期によって数千円〜数万円の差がつくことがあります。賢く購入するためのポイントを整理します。
購入場所の比較(ネット通販/量販店/ホームセンター)
結論からいえば、もっとも安く買えるのはAmazonや楽天市場などのネット通販です。実店舗の家賃や人件費がかからない分、価格が抑えられています。
一方、家電量販店やホームセンターは実物を確認できるメリットがあります。ヤマダ電機やビックカメラなどの量販店ではポイント還元がつくため、実質価格で比較するとネット通販と大差ないケースもあります。ホームセンターは設置・旧品引き取りまでセット価格になっていることが多く、手間を省きたい方に向いています。
安い時期・買い時はいつ?
ガスコンロの値段が下がりやすい時期は以下のとおりです。
- 年末年始セール(12〜1月) — 年間でもっとも値下がりしやすい
- 決算期(3月・9月) — 在庫処分で値引きされやすい
- ボーナスシーズン(7月・12月) — 各社がセールを実施
型落ちモデルを活用する
ガスコンロのモデルチェンジは、6月、8〜9月、2月に新商品が発売されることが多いとされています。新モデル発売後は旧モデルの価格が下がるため、型落ちを狙うのは有効な節約術です。
型落ちモデルは中古ではなく新品で、メーカー保証もしっかり付いています。最新モデルとの機能差が小さい場合は、型落ちを選ぶことで数千円〜1万円以上安く購入できることもあります。
プライシーで価格推移をチェックガスコンロの値段は日々変動しています。プライシーのアプリを使えば、気になるモデルの価格推移チャートをスマホで確認でき、値下げ通知も受け取れます。「今が買い時か」の判断に役立ちます。
ガスコンロの値段、実は毎日変わっている
「ガスコンロの相場は○万円」と言っても、同じ商品が日によって数千円違うことは珍しくありません。特にAmazonや楽天市場では価格変動が激しく、セール時期には大幅に値下がりすることがあります。
以下は、価格帯別の人気モデルです。プライシーのアプリを使えば各モデルの価格推移チャートを確認できます。
一人暮らし向け・1口コンロ
2口コンロ・スタンダード
2口コンロ・デザイン&高機能
ビルトインコンロ
よくある質問
家庭用ガスコンロの設計上の標準使用期間は約10年です。10年を超えると部品の劣化が進み、補修用部品の保有期間(製造打切りから5年)も切れている可能性があります。赤やオレンジ色の炎が出る、火がつきにくいなどの症状が出たら交換のサインです。
燃焼に必要なガスの圧力や熱量が異なるため、内部の構造(ノズル径やバーナー)が違います。都市ガス用とプロパンガス用に互換性はなく、誤って使用すると不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険があります。購入時はガス種を必ず確認してください。
据え置きタイプ(ガステーブル)はガスホースの接続だけなので、自分で交換できます。一方、ビルトインタイプはガス管の接続工事が必要なため、ガス機器設置スペシャリストなどの資格を持った業者に依頼する必要があります。
据え置きタイプのガスコンロは、多くの自治体で「粗大ゴミ」として処分できます。処分費は自治体によりますが、数百円〜1,000円程度が目安です。新しいコンロの購入先や設置業者が旧品を引き取ってくれるケースも多いので、購入時に確認するとスムーズです。
まとめ
ガスコンロの値段のポイント
- 据え置き(ガステーブル)の相場は2口で1.5万〜5万円。売れ筋は2〜3万円
- ビルトインは工事費込みで5〜20万円。約半数が10万円以内で交換
- 1〜3万円で水なし片面焼グリル付きの十分な機能が手に入る
- ネット通販がもっとも安い。年末年始や決算期が買い時
- 購入前にガスの種類(都市ガス/プロパン)と設置サイズの確認を忘れずに
ガスコンロの値段をリアルタイムで比較
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