プリンターの処分方法は、粗大ごみ・家電量販店の回収・買取・フリマ・不用品回収業者など複数あり、状況によって最適な方法が異なります。この記事では、各処分方法の費用・手順・メリットを比較し、あなたに合った方法を見つけるお手伝いをします。
まだ動くプリンターなら、リサイクルショップやフリマアプリで売ることでお金に変えられます。壊れているプリンターは、自治体の粗大ごみ(200〜700円)か家電量販店の回収サービス(550〜1,958円)で処分するのが一般的です。費用をかけたくない場合は、小型家電リサイクル回収ボックス(無料)が最もお得です。
プリンターの主な処分方法|状況別の選び方
プリンターの処分方法には複数の選択肢があります。まずは一覧表でそれぞれの費用と特徴を確認しましょう。
| 処分方法 | 費用目安 | 手間 | 壊れていてもOK | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| 自治体の粗大ごみ | 200〜700円 | 普通 | ○ | 費用を抑えたい人 |
| 小型家電リサイクル回収ボックス | 無料 | 少ない | ○ | 小型プリンターを持っている人 |
| 家電量販店の回収 | 550〜1,958円 | 少ない | ○ | 買い物ついでに処分したい人 |
| リサイクルショップ・買取 | 無料(売却益あり) | 普通 | △(状態による) | まだ動くプリンターを持っている人 |
| フリマアプリ | 無料(売却益あり) | 多い | △(ジャンク出品可) | 少しでも高く売りたい人 |
| 寄付・譲渡 | 無料(送料負担の場合あり) | 普通 | △(動作品のみ) | 社会貢献したい人 |
| 不用品回収業者 | 1,000〜5,000円 | 少ない | ○ | すぐに処分したい人 |
「どの方法が自分に合うかわからない」という方は、以下のフローチャートで判断できます。
自治体のごみ回収で処分する(粗大ごみ・不燃ごみ・小型家電リサイクル)
自治体を利用した処分は、費用が安く最も一般的な方法です。プリンターのサイズによって「粗大ごみ」「不燃ごみ」「小型家電リサイクル」のいずれかに分類されます。
粗大ごみとして出す手順と費用
多くの自治体では、1辺30cm以上のプリンターは粗大ごみに分類されます。費用は200〜700円程度で、自治体によって異なります。
自治体に申し込む
電話またはWebで粗大ごみ回収を申し込みます。回収日と費用が案内されます。
粗大ごみ処理券を購入する
コンビニや区役所で、指定された金額の処理券(シール)を購入します。
指定日に排出する
処理券をプリンターに貼り、指定日の朝に指定場所へ出します。
自治体による違いに注意
粗大ごみの基準やルールは自治体ごとに異なります。お住まいの自治体のホームページで「粗大ごみ プリンター」と検索して、事前に確認しましょう。
不燃ごみとして出せる条件(サイズ基準)
1辺が30cm未満の小型プリンターは、不燃ごみとして無料で処分できる自治体もあります。指定のごみ袋に入れ、不燃ごみの収集日に出すだけで処分が完了します。ただし自治体によって基準が異なるため、事前に確認してください。
小型家電リサイクル回収ボックスを使う(無料)
プリンターは小型家電リサイクル法の対象品目(全28品目の1つ)です。自治体や家電量販店に設置されている回収ボックスに投入すれば、無料で処分できます。
ただし、回収ボックスの投入口は30cm×15cm程度のものが一般的なため、大型のプリンターは入らない場合があります。小型のインクジェットプリンターに向いている方法です。
家電量販店・メーカーの回収サービスを利用する
家電量販店では、プリンターの有料回収サービスを提供しています。壊れたプリンターでも回収してもらえるため、確実に処分したい方におすすめです。
家電量販店の回収サービス比較表
| 量販店 | 持込回収 | 出張/宅配回収 | 条件・備考 |
|---|---|---|---|
| エディオン | 550円 | — | 3辺120cm以内・10kg以内 |
| ジョーシン | 550円 | 宅配1,958円 | 3辺160cm以内 |
| ヤマダ電機 | 1,100円 | 宅配1,650円 / 出張3,850円 | 段ボール160cm以内(宅配) |
| ケーズデンキ | 1,100円 | 出張は別途料金 | 小型家電リサイクル法に基づく |
| ヨドバシカメラ | 1,100円 | 出張3,300円 | 3辺150cm以内・20kg以内 |
| ビックカメラ | 1,958円 | — | 小型家電リサイクル券で段ボール回収 |
費用を抑えるならエディオン・ジョーシンが最安
持込回収の場合、エディオンとジョーシンが550円で最も安くなっています。近くに店舗がある方は検討してみてください。
メーカーの下取り・買い替えサービス
プリンターの買い替えを検討している方は、メーカーの下取りサービスを利用すると、処分と購入を同時に済ませられます。
キヤノン「らくらく買替便」では、キヤノンオンラインショップで新しいプリンターを購入すると、古いインクジェットプリンター1台を下取りしてもらえます。故障していてもOKで、1,000ポイント(1,000円分)がもらえます。さらに未開封のインクカートリッジも1本あたり200ポイント(最大10本)で下取り可能です。購入後1ヶ月以内にCANON IDで申し込む必要があります。
エプソンでは、エプソン公式ショップで不定期に下取りクーポンキャンペーンを実施しています。特に年末年始や入学シーズン前にキャンペーンが行われることが多いため、買い替え時期が近い方はチェックしてみてください。
リサイクルショップ・買取業者に売る
まだ動くプリンターなら、売却することで処分費用がかからないどころか、お金に変えることができます。
買取してもらえるプリンターの条件
買取の対象になりやすいプリンターの条件は以下のとおりです。
- 正常に動作すること(印刷・コピー・スキャンが問題なく使える)
- 製造から5年以内が目安(古すぎると買取不可の場合あり)
- 付属品が揃っていること(電源ケーブル、説明書、インクなど)
- 外観に大きな傷や汚れがないこと
少しでも高く売るコツ
- 本体をきれいに清掃してから持ち込む
- 購入時の箱や付属品をすべて揃える
- 複数の買取業者で査定を比較する(一括査定サービスが便利)
- 需要が高まる年末年始や新学期前に売ると買取価格が上がりやすい
フリマアプリ・ネットオークションで売る
メルカリやヤフオク!などのフリマアプリを使えば、自分で価格を設定してプリンターを売却できます。買取業者より高く売れることもありますが、出品・梱包・発送の手間がかかります。
出品時のポイントと注意点
- 動作確認済みであることを明記する
- 型番・製造年・付属品の有無を正確に記載する
- 複数の角度から撮影した写真を掲載する
- ジャンク品(壊れている)でも部品取り需要があるため、状態を正直に記載すれば売れることがある
送料に注意(大型家電の配送コスト)
送料が利益を圧迫する可能性あり
プリンターはサイズが大きいため、送料が1,000〜2,000円以上かかることがあります。販売価格から送料と手数料を差し引いて利益が出るか、事前に計算してから出品しましょう。送料込み・送料別の設定も慎重に判断してください。
まだ使えるプリンターを寄付・譲渡する
正常に動作するプリンターであれば、NPO団体や福祉施設に寄付するという選択肢もあります。処分費用がかからないうえ、社会貢献にもつながります。
寄付を受け付けている団体の例として、セカンドライフやワールドギフトなどがあり、段ボールに詰めて送るだけで寄付が完了します。ただし送料は自己負担になることが多い点に注意してください。
また、ジモティーなどの地元掲示板サービスを使えば、近隣の方に直接譲渡することもできます。引き取りに来てもらえれば送料もかかりません。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで引き取りに来てもらえるため、手間が最も少ない方法です。プリンター以外の不用品もまとめて処分したい場合に便利です。
費用相場と依頼の流れ
プリンター1点のみの回収だと1,000〜5,000円が相場です。他の不用品とまとめて依頼すると1点あたりの費用が割安になることが多いため、引っ越しや大掃除のタイミングでの利用がおすすめです。
悪徳業者の見分け方
不用品回収業者の中には、不当な高額請求や不法投棄を行う悪質な業者も存在します。以下のポイントで安全な業者を見極めましょう。
- 一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているか確認する(家庭ごみの回収には必須の許可)
- 会社のホームページに所在地と固定電話番号が掲載されているか確認する
- 3社以上から見積もりを取ることで、相場とかけ離れた料金を見抜ける
- 「無料で回収します」とトラックで巡回している業者には注意する
プリンター処分の費用を比較
各処分方法の費用を横断的に比較すると、以下のようになります。
| 処分方法 | 費用 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 小型家電リサイクル回収ボックス | 無料 | 費用ゼロ、持ち込むだけ | 大型プリンターは入らない |
| 不燃ごみ | 無料 | 費用ゼロ | 1辺30cm未満のみ |
| リサイクルショップ/フリマ | 無料〜売却益 | お金がもらえる | 壊れていると売りにくい |
| 寄付・譲渡 | 無料(送料負担の場合あり) | 社会貢献になる | 動作品のみ・送料自己負担 |
| 自治体の粗大ごみ | 200〜700円 | 安い・確実 | 事前予約が必要 |
| 家電量販店(エディオン等) | 550〜1,958円 | 持ち込みで即日処分 | 店舗まで運ぶ必要あり |
| 不用品回収業者 | 1,000〜5,000円 | 自宅まで来てくれる | 費用が高め |
費用だけで見れば、小型家電リサイクル回収ボックスや不燃ごみが最もお得です。ただし、サイズ制限があるため、一般的な家庭用プリンターは粗大ごみか家電量販店の回収が現実的な選択肢になります。
プリンターを処分する前にやるべきこと
プリンターを処分する前に、以下の3つを必ず確認してください。これを怠ると、個人情報の漏洩やリサイクルルール違反につながる可能性があります。
インクカートリッジ・トナーカートリッジを取り外してリサイクルする
インクカートリッジはプリンター本体とは別にリサイクルする必要があります。プリンター本体と一緒に捨てることはできません。
最も手軽な方法は、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の回収ボックスを利用することです。ブラザー・キヤノン・エプソン・日本HPの4社が共同で運営しており、全国約3,600の郵便局や家電量販店に回収ボックスが設置されています。純正カートリッジであれば無料で回収してもらえます。
トナーカートリッジ(レーザープリンター用)も、各メーカーが無料回収プログラムを提供しています。メーカーの公式サイトで回収方法を確認してください。
プリンター内のデータを削除する
プリンターには意外と多くの個人情報が保存されています。処分前に必ずデータを削除しましょう。
プリンターに残る可能性があるデータ:
- Wi-Fiのパスワード(SSID・暗号化キー)
- スキャンした文書の履歴
- FAXの送受信履歴・アドレス帳
- クラウドプリント接続情報
データ削除の方法:プリンター本体の設定メニューから「初期化」または「リセット」を実行します。操作方法は機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーの公式FAQページで確認してください。
業務用複合機はHDDに注意
業務用の大型複合機にはハードディスクが内蔵されており、大量の印刷データが保存されている場合があります。初期化だけでは不十分なこともあるため、メーカーが提供するデータ消去サービスの利用を検討してください。
原稿や外部メモリの取り忘れを確認する
スキャナーのガラス面に原稿が残っていないか、SDカードスロットやUSBポートに外部メモリが挿さったままになっていないかを確認してください。処分後に気づいても取り戻すことはできません。
買い替えるなら新しいプリンターをお得に購入しよう
古いプリンターを処分して新しいプリンターに買い替える方も多いでしょう。プリンターの価格は時期やショップによって変動するため、購入前に価格を比較することで数千円の節約になることがあります。
プライシーを使えば、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど複数ECサイトの価格を横断比較でき、過去の価格推移チャートも確認できます。「今が買い時かどうか」を判断する材料になります。
以下は、2026年現在で人気の家庭用インクジェットプリンターです。
プリンター処分でよくある質問(FAQ)
自治体によって異なりますが、1辺30cm以上のプリンターは「粗大ごみ」、30cm未満は「不燃ごみ」に分類されるのが一般的です。また、小型家電リサイクル法の対象品目でもあるため、回収ボックスに入るサイズなら無料でリサイクルに出すこともできます。お住まいの自治体のホームページで確認してください。
はい、壊れたプリンターでも処分できます。自治体の粗大ごみ、家電量販店の回収サービス、不用品回収業者はいずれも故障品の回収に対応しています。キヤノンの「らくらく買替便」も故障品OKで、1,000ポイントがもらえます。
業務用の大型プリンター(複合機)は、家庭ごみとして処分できません。産業廃棄物として扱う必要があるため、産業廃棄物の収集運搬許可を持つ専門業者に依頼してください。リース契約の場合はリース会社に返却するのが一般的です。
はい、必要です。プリンターにはWi-Fiパスワード、スキャン履歴、FAXのアドレス帳などの個人情報が保存されている可能性があります。処分前にプリンター本体の設定メニューから「初期化」または「リセット」を実行して、データを削除しましょう。
まとめ
プリンター処分のポイント
- まだ動くプリンターは売却がおすすめ(リサイクルショップ or フリマアプリ)
- 壊れたプリンターは粗大ごみ(200〜700円)か家電量販店の回収(550円〜)で処分
- 費用をかけたくないなら小型家電リサイクル回収ボックス(無料)を活用
- 処分前にインクカートリッジの取り外し・データ削除・忘れ物確認を忘れずに
- 買い替えるならメーカーの下取りサービスや価格比較でお得に購入しよう
買い替え先のプリンターをお得に見つけよう
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