ソーダストリームは本当にコスパがいいのか?公式サイトでは「500mlあたり約18円」と案内されていますが、実際の使用条件では単価が変わります。この記事では、炭酸の強さや水の種類といった条件別にコストを計算し、ペットボトル炭酸水との年間コスト差、初期費用の回収期間、さらに他の炭酸水メーカーとの比較まで、具体的な数字で検証します。
【結論】ソーダストリームのコスパは良い?悪い?
ソーダストリームの500mlあたりのコストは弱炭酸で約21円、強炭酸で約32〜43円です(2026年3月時点のガスシリンダー交換価格ベース)。市販のペットボトル炭酸水が1本75〜100円であることを考えると、半額以下で炭酸水が作れます。
最も安い「TERRA」モデルなら本体価格は約14,850円。1日1本(500ml)飲む場合、約7ヶ月で初期費用を回収でき、2年間の累積で約6万円以上の節約になります。ただし、使用頻度が月15本未満だと回収に1年以上かかるため、毎日の消費量が判断の分かれ目です。
500mlあたりの単価:公式18円 vs 実測21〜43円
ソーダストリーム公式サイトのコストシミュレーションでは、500mlあたり約18円と案内されています。しかし、この数値は値上げ前のガスシリンダー価格(2,160円)と弱炭酸を前提としたもの。2026年2月の価格改定後は交換価格が2,580円に上がっており、さらに強炭酸にするとガス消費量が増えるため、実際のコストは条件によって大きく変わります。
ソーダストリームの1杯あたりコストを徹底計算
公式の「1本18円」はどう計算されている?
公式の計算はシンプルです。ガスシリンダー1本(60L分のCO2ガス)の価格を60Lで割り、500mlあたりに換算したもの。ただし、この「60L作れる」は弱炭酸の場合の理論値であり、炭酸の強さによって実際に作れる量は大きく変わります。
2026年2月にガスシリンダーが値上げ交換用ガスシリンダーの価格が2,380円→2,580円(税込)に改定されました。この記事の計算はすべて値上げ後の価格を使用しています。
炭酸強度別のリアルなコスト
炭酸の強さによってガスの消費量が変わるため、500mlあたりの単価も大きく変動します。以下は交換用ガスシリンダー(2,580円/60L)をベースにした計算です。
| 炭酸強度 | プッシュ回数 (500ml) | 1本で作れる量 (実測目安) | 500mlあたり コスト |
|---|---|---|---|
| 弱炭酸 | 2〜3回 | 約60L(120本) | 約21円 |
| 中炭酸 | 3〜4回 | 約45L(90本) | 約29円 |
| 強炭酸 | 5〜7回 | 約30〜40L(60〜80本) | 約32〜43円 |
強炭酸派の場合は500mlあたり約32〜43円が現実的なコストです。それでもペットボトル炭酸水(75〜100円)の半額以下なので、コスパは十分良いといえます。
使う水でコストが変わる
ソーダストリームは水に炭酸を注入する仕組みのため、どんな水を使うかでトータルコストが変わります。
| 水の種類 | 500mlあたり水代 | ガス代(中炭酸) | 合計コスト |
|---|---|---|---|
| 水道水 | 約0.1円 | 約29円 | 約29円 |
| 浄水器の水 | 約1〜2円 | 約29円 | 約30〜31円 |
| ミネラルウォーター | 約50〜80円 | 約29円 | 約79〜109円 |
ミネラルウォーターを使うとコスパが悪化ミネラルウォーターを使う場合、ペットボトル炭酸水を買うのとコストがほぼ変わりません。コスパを重視するなら水道水か浄水器の水を使いましょう。
ペットボトル炭酸水との年間コスト比較
使用量別シミュレーション
ソーダストリーム(TERRA・中炭酸・水道水使用)とペットボトル炭酸水(1本80円想定)の年間コストを、使用量別に比較しました。
| 使用量 | ペットボトル 年間コスト | ソーダストリーム 年間コスト | 年間節約額 |
|---|---|---|---|
| 月15本(2日に1本) | 14,400円 | 5,220円 | ▲9,180円 |
| 月30本(1日1本) | 28,800円 | 10,440円 | ▲18,360円 |
| 月60本(1日2本) | 57,600円 | 20,880円 | ▲36,720円 |
※ソーダストリームのコストはガスシリンダー交換代(中炭酸で500mlあたり約29円)のみ。本体代は含まず。
2年間の累積コスト差
1日1本ペースで飲む場合、ペットボトルとの差額は1年目で約18,000円、2年目の累積で約36,000円以上。本体代(TERRA約14,850円)を差し引いても、2年間で約21,000円以上お得になります。1年間の実測検証でも、初年度だけで約29,000円の節約が報告されています。
初期費用と元が取れるまでの期間
主要モデルの本体価格
ソーダストリームには手動式と電動式があり、モデルによって価格が大きく異なります。2026年3月時点の最安価格帯を紹介します。
| モデル | タイプ | 最安価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TERRA(テラ) | 手動(ボタン式) | 約14,850円 | コスパ最優先ならこれ。クイックコネクト対応 |
| ART(アート) | 手動(レバー式) | 約18,800円 | レトロデザインのレバー操作。炭酸の微調整がしやすい |
| DUO(デュオ) | 手動 | 約29,700円 | ガラスカラフェ対応。食卓に出せるデザイン |
※価格は価格.comの最安値参考。タイミングやショップによって変動します。
モデル別×使用量別の損益分岐点
「何ヶ月で元が取れるか」はモデルの本体価格と日々の使用量で決まります。以下はペットボトル(1本80円)との差額で本体代を回収するまでの期間です。
| モデル | 月15本ペース | 月30本ペース | 月60本ペース |
|---|---|---|---|
| TERRA(約14,850円) | 約19ヶ月 | 約10ヶ月 | 約5ヶ月 |
| ART(約18,800円) | 約25ヶ月 | 約12ヶ月 | 約6ヶ月 |
| DUO(約29,700円) | 約39ヶ月 | 約19ヶ月 | 約10ヶ月 |
※中炭酸(500mlあたり約29円)・水道水使用で計算。1本あたり差額=80円−29円=51円。
コスパ重視ならTERRAが最短回収1日1本ペースなら約10ヶ月で元が取れます。デザインや機能にこだわりがなければ、TERRAを選ぶのがもっともコスパの良い選択です。
コスパに影響する3つの要因
炭酸の強さ(プッシュ回数とガス消費)
もっともコスパに影響するのが炭酸の強さです。弱炭酸なら1本のガスシリンダーで約120本(60L)作れますが、強炭酸にすると60〜80本(30〜40L)程度に減ります。実際のユーザー検証では、強炭酸にするとプッシュ回数が5〜7回になり、弱炭酸(2〜3回)の倍以上のガスを消費します。
ただし、強炭酸でも500mlあたり32〜43円。ウィルキンソンの強炭酸(1本約80〜100円)と比べれば、まだ半額以下です。
水の種類と温度
前述の通り、水道水を使えばコストはほぼゼロですが、ミネラルウォーターだとコスパが一気に悪化します。また、冷たい水のほうがCO2が溶けやすいため、同じ炭酸強度でもプッシュ回数を抑えられます。冷蔵庫で冷やした水を使うだけで、ガス消費を節約できるのは覚えておきたいポイントです。
使用頻度(少ないとコスパが悪化する理由)
ソーダストリームの「コスパが悪い」という声の多くは、使用頻度が低いケースです。本体代という初期投資がある以上、使用量が少ないと1杯あたりの「償却コスト」が重くなります。月15本未満しか飲まない場合は、TERRAでも回収に19ヶ月以上かかるため、ペットボトルの箱買いのほうが手軽かもしれません。
ガスシリンダーを最安で入手する方法
購入先別の価格比較
ガスシリンダーは「交換用」(空のシリンダーを返却して新品を受け取る)と「新規購入用」(返却不要・初めて追加する場合)の2種類があります。
| 購入先 | 交換用(1本) | 新規購入(1本) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 家電量販店(店頭交換) | 2,580円 | 4,150円 | 最安。ただし店舗に行く手間あり |
| ソーダストリーム公式 お得便 | 2,580円 | — | 送料・代引手数料無料。自宅配送で手間なし |
| Amazon(2本セット) | 約2,990円/本 | 4,150円 | 交換用は2本セット5,980円のみ |
店頭交換が最安ですが、手間を考えると公式のお得便が送料・代引手数料無料でもっともバランスが良い選択肢です。
プライシーで価格推移をチェックして最安値で買う
ソーダストリーム本体やガスシリンダーの価格は時期によって変動します。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの価格推移はプライシーでチェックできます。セール時期を狙って購入すれば、さらにコスパを上げられます。
ガスシリンダーを長持ちさせる節約テクニック
ガス消費を抑えるだけで、ランニングコストを下げられます。
- 水をキンキンに冷やしておく — 冷水のほうがCO2の溶解度が高く、少ないプッシュで炭酸が入る
- 長押しせず、短いプッシュを繰り返す — 一度に大量のガスを入れるより効率的
- 必要な分だけ作る — 0.5Lボトルを活用し、余らせない
- プッシュ回数を記録する — 自分の好みの炭酸強度に必要なプッシュ回数を把握することで、無駄打ちを防げる
他の炭酸水メーカーとコスパを比較
ソーダストリーム vs ドリンクメイト vs アールケ
炭酸水メーカーはソーダストリームだけではありません。主要3ブランドの1杯あたりコストを比較します。
| ブランド | 代表モデル | シリンダー容量 | 交換価格 | 500mlあたりコスト (弱炭酸) |
|---|---|---|---|---|
| ソーダストリーム | TERRA | 60L | 2,580円 | 約21円 |
| ドリンクメイト | マグナムスマート | 60L | 約2,380円 | 約20円 |
| ドリンクメイト | マグナムスマート | 142L(マグナム) | 約3,542円 | 約12〜14円 |
| アールケ | Carbonator 3 | 60L(SS互換) | 2,580円 | 約21円 |
ランニングコストだけで見れば、ドリンクメイトのマグナムシリンダー(142L)が最安です。500mlあたり約12〜14円は、ソーダストリームの約21円より4割ほど安くなります。
シリンダー式 vs カートリッジ式のランニングコスト差
炭酸水メーカーには「シリンダー式」と「カートリッジ式」の2タイプがあります。カートリッジ式は1回使い切りの小型ボンベを使用するため、手軽な反面ランニングコストが高くなります。500mlあたり約60〜80円かかることが多く、コスパ重視ならシリンダー式一択です。
ドリンクメイトは水以外も炭酸にできるソーダストリームは水専用ですが、ドリンクメイトの一部モデル(マグナムグランド、Series620等)はジュースやワインなど水以外の飲み物も炭酸にできます。用途の幅で選ぶならドリンクメイトも検討してみてください。
まとめ:ソーダストリームが向いている人・向いていない人
- 月15本以上(2日に1本以上)炭酸水を飲む
- ペットボトルのゴミを減らしたい
- 重い箱買いの買い物をやめたい
- 好きな炭酸強度を自分で調整したい
- 水道水や浄水器の水を使う予定
- 炭酸水を飲む頻度が月15本未満
- ミネラルウォーターしか使いたくない
- ランニングコスト最安を求める(→ドリンクメイトのマグナムシリンダーが上)
- 水以外の飲み物も炭酸にしたい(→ドリンクメイトのマグナムグランド等)
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この記事のポイント
- ソーダストリームの500mlあたりコストは弱炭酸で約21円、強炭酸で約32〜43円
- ペットボトルと比べて半額以下。1日1本ペースなら年間約18,000円の節約
- TERRAなら約10ヶ月で初期費用を回収(1日1本ペース)
- ランニングコスト最安はドリンクメイトのマグナムシリンダー(500mlあたり約12〜14円)
- 月15本以上飲むなら、ソーダストリームに切り替える価値は十分ある
よくある質問
もっとも安いTERRA(約14,850円)で1日1本(500ml)飲む場合、約10ヶ月で初期費用を回収できます。月15本ペースなら約19ヶ月、月60本ペースなら約5ヶ月です。
弱炭酸(500mlあたり約21円)に比べて、強炭酸は約32〜43円とコストが上がります。ただし、ペットボトルの強炭酸水(80〜100円)と比べれば半額以下なので、コスパは十分良いといえます。
ランニングコストだけで比較すると、ドリンクメイトの142Lマグナムシリンダー(500mlあたり約12〜14円)のほうが安いです。ただし、ソーダストリームはガスシリンダーの交換しやすさ(クイックコネクト)や取扱店舗の多さでは優位です。
公式では約60Lですが、これは弱炭酸の場合の理論値です。中炭酸で約45L、強炭酸で約30〜40Lが目安。500mlボトル換算だと弱炭酸で約120本、強炭酸で約60〜80本です。
