プリンターは安いものなら5,000円台から購入可能ですが、インク代まで含めたトータルコストで考えることが大切。この記事では、本体価格とランニングコストのバランスに優れた「本当にコスパの良い」安いプリンターを8機種厳選して紹介します。
結論:用途別おすすめ3パターン
安いプリンターの選び方 — 5つの判断ポイント
インクジェットとレーザーはどっちがいい?
プリンター選びの第一歩は、インクジェット型とレーザー型の違いを理解することです。
- インクジェット:カラー写真やイラスト印刷に向く。初期コストは安いが、インク代がかかる(1枚6〜18円)
- レーザー:モノクロ文書が中心なら大正解。トナー代が安い(1枚3円程度)。本体価格は高め(12,000円〜)
| 項目 | インクジェット | レーザー |
|---|---|---|
| 本体価格 | 5,000〜20,000円 | 12,000〜30,000円 |
| カラー印刷 | ○ 得意 | 高い。別途カラーレーザー必要 |
| モノクロ文書 | △ 可能だが高くつく | ◎ 最適。1枚3円程度 |
| 5年間の総コスト | 30,000〜80,000円 | 25,000〜50,000円 |
単機能プリンターと複合機の違い
複合機(プリント + スキャン + コピー + FAX)がおすすめです。本体価格の差は2,000円程度ですが、機能性は圧倒的に上。書類整理やスマホのバックアップに複合機があると便利です。
インクカートリッジの種類(一体型 vs 独立型)
カートリッジにはふたつのタイプがあり、コスパに大きく影響します。
- 一体型:交換は簡単ですが、1色切れると全色を交換しなければならず無駄が多い
- 独立型:必要な色だけ交換可能。同じ使用頻度なら1年間で1,500〜2,000円お得
インクの色数は何色がベスト?
- 4色(CMYK):文書印刷や資料中心なら十分。コストも低い
- 5-6色:写真重視。濃淡表現が豊か。インクコストは4色比べて15〜20%高い
Wi-Fi・スマホ対応は必要?
最近は標準搭載が多く、ほぼ全モデルで対応しています。スマホアプリから直接印刷できるので、あると便利です。ただし古いモデルを狙う場合は確認が必要。
安いプリンターおすすめ8選【用途別に厳選】
【コスパ最強】たまに使う人向けの1万円以下プリンター
月数回の利用なら、本体価格を重視してOK。1万円以下なら十分な機能を備えたモデルが揃っています。
2024年秋発売のキヤノン最新エントリーモデル。コピー・スキャン付きの複合機ながら約8,400円と手頃です。4色一体型インクのため交換はラクですが、1色だけ切れても全色交換になる点は注意。月に数回の書類印刷や年賀状なら十分な性能です。
エプソンのエントリー複合機。TS3730との最大の違いは4色独立型インクを採用している点で、必要な色だけ交換できるためインク代を無駄にしません。カラー印刷コストは約15.2円/枚とTS3730より約2円安く、カラー印刷が多い人に向いています。
EW-056Aの上位モデルで、自動両面印刷に対応。用紙を半分に節約できるので、月に50枚以上印刷する人なら用紙代の差額ですぐ元が取れます。ADFも搭載しているため、複数ページのコピーやスキャンも効率的です。
【バランス型】週1〜2回使う人向けのプリンター
定期的に使うなら、本体機能とランニングコストのバランスが重要。この帯域のモデルは値段と性能が最適化されています。
前面カセット+背面トレイの2WAY給紙を搭載し、用紙の入れ替えが楽。有機EL液晶パネルで操作性も良好です。自動両面印刷にも対応しています。写真印刷を週1程度でする家庭に最適なバランスモデルです。
ブラザー独自の「ファーストタンク」を搭載し、標準付属のインクでA4カラーを約1,500枚印刷可能。カラー1枚約6.1円は標準カートリッジ機の約1/3のコストです。本体は約18,000円ですが、月100枚印刷する家庭なら1年でインク代の差額を回収できます。
【文書メインの人向け】モノクロレーザーという選択肢
カラー印刷が不要で、文書やPDFの印刷が中心ならモノクロレーザーが最もコスパが高いです。
モノクロ1枚約3.3円、印刷速度は毎分34枚と圧倒的に速い。テレワークで大量の資料を印刷する人には最強の選択肢です。カラー非対応のため写真印刷はできませんが、文書印刷だけならインクジェットより遥かに経済的です。Wi-Fi・自動両面印刷にも対応。
【ランニングコスト重視】毎週使う人向けの大容量インクモデル
毎週大量印刷するなら、初期投資は多少高くても、ランニングコストが極低のモデルを選ぶべき。3年〜5年で元が取れます。
キヤノンの大容量インクタンク「ギガタンク」搭載モデル。カラー1枚約1.0円、モノクロ約0.4円は今回紹介する全機種中で最安です。標準付属のインクだけでA4カラーを約7,600枚印刷できるため、インク交換の手間もほぼありません。本体27,000円の初期投資は約1年半〜2年で回収可能です。
エプソンのエコタンク搭載モデル。5色インク(顔料ブラック+染料4色)で写真も文書も高品質に印刷できます。カラー約3.5円/枚とG3370よりやや高めですが、写真品質を重視するならこちらが上。A4カラー約6,700枚分のインクが付属するため、大量印刷も安心です。
インク代が安いプリンターの見分け方
印刷コスト単価で比較する
同じ「安いプリンター」でも、1枚あたりの印刷コストは大きく異なります。以下の表で実際のコストを確認できます。
| 機種 | A4カラー | A4モノクロ | インクタイプ |
|---|---|---|---|
| TS3730 | 約17.6円 | — | 一体型 |
| EW-056A | 約15.2円 | — | 独立型 |
| DCP-J1203N | 約6.1円 | 約1.0円 | ファーストタンク |
| G3370 | 約1.0円 | 約0.4円 | ギガタンク |
| EW-M757T | 約3.5円 | 約1.5円 | エコタンク |
| HL-L2460DW | — | 約3.3円 | トナー |
TS3730なら月1,760円のインク代がかかりますが、G3370なら月100円。年間で18,960円の差が生まれます。5年間では94,800円も違うということです。
大容量インクタンク vs 標準カートリッジのトータルコスト
最初は本体が高い大容量タンク機でも、3年以上使えば必ずお得になります。以下がイメージです。
- 標準カートリッジ(TS3730など):初期投資8,000円。5年間で合計約70,000円
- 大容量タンク(G3370など):初期投資27,000円。5年間で合計約50,000円(詰め替えインク込み)
互換インクは使っても大丈夫?
互換インクは純正の1/3〜1/5の価格ですが、メーカー保証対象外になる可能性があります。また、色の再現性が低く、プリントヘッド詰まりのリスクも。安さだけで選ぶと後々修理代でかえって高くつく場合もあります。
プリンターを安く買うコツ — 価格が下がる時期と方法
プリンターが安くなる4つの時期
- 9月〜10月:新モデル発売に伴い旧モデルが値下げされる時期。狙い目です
- 12月:年末商戦。年賀状需要で在庫処分セール多数
- 3月:量販店の決算セール。大幅値引きあり
- ボーナス時期(7月・12月):キャンペーンが増える時期
プライシーなら各プリンターの価格推移をリアルタイムで確認できます。過去の傾向から「いつが買い時か」が一目瞭然。セール情報も自動で通知されるので、お得な買い時を逃しません。
Amazon・楽天のセールを活用する
- Amazonプライムデー(7月中旬):最大50%引き。Prime会員なら必見
- ブラックフライデー(11月末):年間最大規模のセール
- 楽天スーパーセール(3月・6月・9月・12月):ポイント10倍などのキャンペーン
キャッシュバックキャンペーンを見逃さない
メーカー各社は毎年キャッシュバックキャンペーンを実施しています。キヤノン・エプソン・ブラザーいずれも3,000〜15,000円のキャッシュバック対象モデルがあります。購入後に申請すれば、実質購入価格がさらに安くなります。
よくある質問(FAQ)
一般的にプリンターの寿命は5年前後です。内閣府の「消費動向調査」でも、主要家電製品の耐久年数は約5年と報告されています。ただし保管環境や使用頻度で大きく変動します。毎週使うなら4年程度、月1〜2回なら7年以上持つこともあります。
TS3730やEW-056Aなど1万円以下のモデルで十分です。年1回のみの使用なら本体価格優先で選んでOK。ただし年に1,000枚以上印刷するなら、大容量インクモデル(DCP-J1203Nなど)がおすすめ。インク代で元が取れます。
モノクロ印刷を活用する(カラーは必要な時だけ)、用紙設定を「普通」にする(「高品質」は避ける)、大容量カートリッジを選ぶ、といった方法があります。さらに互換インクではなく純正大容量品を選べば、1枚当たり1〜3円で印刷できます。
Wi-Fi対応モデルなら、各メーカーの専用アプリ(キヤノン「PIXUS」、エプソン「Epson iPrint」など)をスマホにインストールするだけ。とても簡単です。ネットワーク設定後、アプリから好きな画像やPDFを選んで印刷できます。
まとめ
安いプリンター選びのポイント
- 印刷頻度が月数回なら1万円以下の複合機で十分
- 毎週印刷するなら大容量タンクモデルが5年間でお得
- インク代はカラー1枚1〜18円と機種で大差。比較表を参考に
- 安く買うなら9〜10月の型落ち狙いが鉄板
- プライシーで価格推移をチェックして買い時を見極めよう
