洗濯機は家電リサイクル法の対象品のため、粗大ごみとして捨てることができません。この記事では、洗濯機の処分方法7つと費用の相場を、状況別のおすすめ付きで解説します。「できるだけ安く処分したい」「買い替えなしで処分だけしたい」など、あなたの状況に合った方法がわかります。

結論
洗濯機の処分費用は4,000〜6,000円が目安。最安は指定引取場所への持ち込み(2,530円〜)

洗濯機の処分にはリサイクル料金2,530円(主要メーカー)と収集運搬料金550〜2,750円がかかります。家電量販店で買い替え時に引き取ってもらうのが最も手軽で、費用は合計3,080〜5,280円。自分で指定引取場所に持ち込めば収集運搬料がかからず最安です。製造5年以内の洗濯機はリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。

あなたに合った処分方法は?

買い替えあり

①購入店で引き取りが最も手軽(3,080〜5,280円)

買い替えなし+まだ動く

⑤リサイクルショップで買取を検討(0円+売却益)

買い替えなし+壊れている

④指定引取場所に持ち込みが最安(2,530円〜)

急いでいる

⑦不用品回収業者なら最短即日(8,000円〜)

洗濯機の処分費用はいくら?相場を一覧で確認

洗濯機の処分にかかる費用は、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」の2つで構成されます。リサイクル料金はメーカーごとに決まっていますが、主要メーカーなら一律2,530円(税込)です。収集運搬料金は依頼先によって異なります。

リサイクル料金+収集運搬料金の内訳

洗濯機のリサイクル料金は家電リサイクル券センター(RKC)が公表しています。冷蔵庫のような大小区分はなく、洗濯機・衣類乾燥機は単一料金です。

区分リサイクル料金(税込)対象メーカー例
主要メーカー2,530円パナソニック、日立、シャープ、東芝、AQUA、ハイアール
指定法人3,300円ニトリ、山善など一部メーカー

これに加えて、回収してもらう場所まで運ぶ収集運搬料金がかかります。自分で指定引取場所に持ち込めば収集運搬料は0円です。

家電量販店5社の費用比較表

洗濯機の買い替え時に旧機を引き取ってもらう場合の費用を、主要家電量販店5社で比較しました(主要メーカー・税込)。

量販店リサイクル料収集運搬料合計
ヨドバシカメラ2,530円550円3,080円
ビックカメラ2,530円1,650円〜4,180円〜
ケーズデンキ2,530円2,200円4,730円
ヤマダ電機2,530円2,750円5,280円
エディオン2,530円2,750円5,280円

買い替えなしで回収のみを依頼する場合

新しい洗濯機の購入なしで引き取りだけ依頼する場合は、上記に加えて出張費2,750〜3,300円が追加されることがあります。詳細は各店舗にお問い合わせください。

処分方法別の費用早見表

処分方法費用の目安手軽さ
指定引取場所に自分で持ち込む2,530円〜△(車・人手が必要)
買い替え時に量販店で引き取り3,080〜5,280円◎(配送時に同時回収)
購入店に引き取りを依頼4,730〜6,000円程度
自治体指定の回収業者4,000〜6,000円程度
リサイクルショップで買取0円(売却益あり)○(出張買取あり)
フリマアプリで売る0円(売却益あり)△(出品・発送の手間)
不用品回収業者8,000〜15,000円程度◎(即日対応あり)

洗濯機の処分方法7つ|手順・メリット・デメリットを比較

洗濯機の処分方法は主に7つあります。それぞれの手順と特徴を、おすすめの人とあわせて解説します。

①新しい洗濯機の購入店に引き取ってもらう

1 買い替え時の引き取り おすすめ

新しい洗濯機を購入する際、配送・設置時に古い洗濯機を引き取ってもらう方法です。家電リサイクル法により、新品を販売する小売業者には引き取り義務があります。

注文時にリサイクル回収を申し込むだけで、配送員が新品の搬入と旧機の引き取りを同時に行ってくれます。

◎ 搬入と同時で手間が最小限
◎ 確実に処分できる
△ リサイクル料+収集運搬料がかかる
△ 量販店によって運搬料に差がある

こんな人におすすめ:洗濯機の買い替えを予定している人。もっとも手軽で確実な方法です。

②古い洗濯機の購入店に引き取りを依頼する

2 購入店への引き取り依頼

処分したい洗濯機を購入したお店に引き取りを依頼する方法です。家電リサイクル法により、購入した小売業者にも引き取り義務があります。購入時のレシートや保証書があるとスムーズです。

◎ 法律で引き取り義務がある
◎ 新品の購入不要
△ 購入店が遠方だと出張費がかかる
△ 購入店が廃業していると使えない

こんな人におすすめ:買い替えなしで処分だけしたい人。購入店が近くにある場合に便利です。

③自治体に問い合わせて回収してもらう

3 自治体への問い合わせ

購入店がわからない場合や廃業している場合は、お住まいの市区町村に問い合わせましょう。自治体が提携する回収業者を紹介してもらえるか、自治体自身が収集してくれることがあります。

◎ 購入店が不明でもOK
◎ 信頼性が高い
△ 対応に時間がかかる場合がある
△ 自治体によって対応が異なる

こんな人におすすめ:購入店がわからない・廃業している場合。迷ったらまず自治体に相談するのが安心です。

④指定引取場所に自分で持ち込む

4 指定引取場所への持ち込み 最安

郵便局で家電リサイクル券を購入し、自分で指定引取場所に持ち込む方法です。収集運搬料がかからないため、リサイクル料金(2,530円〜)のみで処分できます。

持ち込みの手順
1

郵便局でリサイクル券を購入する(窓口のみ。ゆうゆう窓口・ATMでは不可)

2

振替払込受付証明書にリサイクル券を貼付する

3

指定引取場所に洗濯機を運搬する(全国各地にあり。RKCのサイトで検索可能)

◎ 処分費用が最安
◎ 確実に正規処分できる
△ 車と人手が必要
△ 郵便局に行く手間がかかる

こんな人におすすめ:費用を最小限に抑えたい人。車があり、洗濯機を運べる人手がある場合に最適です。

⑤リサイクルショップに買い取ってもらう

5 リサイクルショップでの買取

まだ正常に動く洗濯機なら、リサイクルショップに買い取ってもらえる可能性があります。買取が成立すれば処分費用がかからないどころか、売却益が得られます。出張買取に対応している業者も多く、自宅まで来てもらえます。

◎ 費用ゼロ+売却益が得られる
◎ 出張買取で手間が少ない
△ 古い・壊れた洗濯機は対象外
△ 査定額が想定より低い場合がある

こんな人におすすめ:製造5〜7年以内の正常に動く洗濯機を持っている人。特にパナソニック・日立・東芝・シャープの製品は高値が付きやすい傾向があります。

⑥フリマアプリ・ネットオークションで売る

6 フリマアプリ・オークション

メルカリやヤフオク!などで個人に売る方法です。リサイクルショップより高値で売れることもありますが、大型家電のため梱包・発送に手間とコストがかかります。地元の引き取り希望者に限定して出品すると発送の手間を省けます。

◎ 買取店より高値で売れる可能性
◎ 地元取引なら配送不要
△ 出品・やり取りの手間がかかる
△ 売れるまで時間がかかる場合がある

こんな人におすすめ:処分を急がず、できるだけ高く売りたい人。フリマアプリの利用に慣れている人。

⑦不用品回収業者に依頼する

7 不用品回収業者 最速

不用品回収業者に依頼すると、電話一本で自宅まで回収に来てもらえます。最短即日対応の業者もあり、急いでいるときに便利です。ただし費用は8,000〜15,000円程度と最も高く、悪質な業者も存在するため注意が必要です。

◎ 最短即日で回収してもらえる
◎ 他の不用品もまとめて処分可能
△ 費用が最も高い
△ 悪徳業者のリスクがある

こんな人におすすめ:引っ越しなどで急ぎの人。冷蔵庫や洗濯機など複数の大型家電をまとめて処分したい人。

洗濯機を無料で処分する方法はある?

結論として、洗濯機を完全無料で「廃棄」することは基本的にできません。家電リサイクル法により、廃棄にはリサイクル料金が必要です。ただし、買取が成立すれば実質無料どころか売却益が得られます。

買取が成立すれば実質無料

洗濯機がまだ正常に動作する場合、リサイクルショップや買取業者に売却すればリサイクル料金を払う必要はありません。出張買取なら自宅まで来てもらえるので、運搬の手間もかかりません。

買取相場の目安

種類買取相場の目安条件
縦型洗濯機(小型)数千円〜10,000円製造5年以内・正常動作
縦型洗濯機(8kg以上)10,000〜20,000円製造5年以内・人気メーカー
ドラム式洗濯機10,000〜60,000円製造5〜7年以内・正常動作

パナソニック・日立・東芝・シャープなど国内主要メーカーの製品は高値が付きやすい傾向があります。ドラム式は新品価格が高いぶん中古需要も高く、状態がよければ10万円近い買取価格がつくこともあります。

「無料回収」をうたう業者の注意点

「無料で回収します」にご注意ください

トラックで地域を巡回しながら「無料で回収します」と呼びかける業者の中には、無許可の違法業者が含まれていることがあります。回収時に高額な料金を請求されたり、回収した家電を不法投棄されるトラブルが報告されています。

処分前にやること|洗濯機の水抜き手順

洗濯機を処分する前には水抜きが必要です。水抜きをせずに運搬すると、内部に残った水が漏れてトラブルの原因になります。縦型とドラム式で手順が少し異なります。

縦型洗濯機の水抜き手順

パナソニック公式FAQを参考に、縦型洗濯機の水抜き手順を紹介します。

1

蛇口を閉める — 洗濯機への給水を止めます

2

洗濯機の電源を入れてスタート — 1分ほど運転して給水ホース内の水を排出します

3

電源を切り、給水ホースを外す — 水がこぼれるのでタオルや洗面器を用意しましょう

4

脱水運転を行う — 最短コース(1分程度)で脱水し、洗濯槽内の水を排出します

5

排水ホースを外す — ホース内の残り水を抜いて完了です

ドラム式洗濯機の水抜き手順

ドラム式洗濯機の場合、基本的な手順は縦型と同じですが、糸くずフィルターの水抜きが追加で必要になります。

1

縦型と同じ手順で給水ホースの水抜きを行います(手順1〜3)

2

糸くずフィルターを緩める — 洗面器を受け皿にして水を出し切ります

3

タオルで拭いて糸くずフィルターを元に戻す

4

縦型と同じ手順で脱水運転→排水ホースの水抜きを行います(手順4〜5)

その他の準備

  • 洗濯槽内の異物を取り除く — 衣類や小物が残っていないか確認します
  • 付属品をまとめる — 給水ホース、排水ホース、説明書などをビニール袋にまとめておきます
  • 運搬は複数人で行う — 洗濯機は30〜80kgの重量があり、一人での運搬は危険です

悪徳業者の見分け方と安全に処分するコツ

洗濯機の処分で不用品回収業者を利用する場合、悪質な業者に注意が必要です。政府広報オンラインでも、違法な不用品回収業者への注意が呼びかけられています。

要注意な業者の特徴3つ

  • 「無料回収」をうたってトラックで巡回 — 回収後に高額な費用を請求されるケースがあります
  • 会社の所在地や連絡先が不明 — チラシに住所がない、電話番号が携帯のみの場合は要注意です
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を持っていない — 家庭から出る廃棄物の回収には市区町村の許可が必要です。「産業廃棄物処理業」や「古物商」の許可だけでは不十分です

安全な業者を選ぶチェックリスト

処分前の確認ポイント

  • 市区町村の「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っているか
  • 料金体系が事前に明示されているか
  • 会社の所在地・固定電話番号が確認できるか
  • 見積もり後に追加料金が発生しないか書面で確認
  • 迷ったら自治体に問い合わせて提携業者を紹介してもらう

不法投棄は重い罰則の対象です

洗濯機を山林や空き地に不法投棄した場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(または併科)が科されます。正規の方法で処分しましょう。

洗濯機の処分に関するよくある質問

冷蔵庫と洗濯機をまとめて処分できる?

はい、まとめて処分できます。冷蔵庫も家電リサイクル法の対象品のため、洗濯機と同じ方法で処分可能です。家電量販店で買い替え時にまとめて引き取ってもらうか、不用品回収業者にまとめて依頼するのが効率的です。リサイクル料金は冷蔵庫と洗濯機それぞれにかかります。

リサイクル券はどこで購入できる?

家電リサイクル券は郵便局の窓口で購入できます。ゆうゆう窓口やATMでは取り扱いがないので注意してください。振込用紙に必要事項を記入し、リサイクル料金を支払います。家電量販店で引き取りを依頼する場合は、配送員がリサイクル券を持参してくれるため自分で購入する必要はありません。

洗濯機の処分にかかる日数は?

方法によって異なります。買い替え時の引き取りは新品配送日に完了します。自分で指定引取場所に持ち込む場合は当日中に処分できます。購入店や自治体に依頼する場合は申し込みから1〜2週間程度かかることがあります。不用品回収業者なら最短即日対応です。

引っ越しで急いで処分したいときは?

急ぎの場合は、不用品回収業者への依頼が最速です。費用は8,000〜15,000円程度と高めですが、電話一本で即日回収に来てもらえる業者もあります。引っ越し業者が家電の引き取りに対応していることもあるので、引っ越し見積もり時に確認してみましょう。

壊れた洗濯機でも買い取ってもらえる?

基本的に、故障して動作しない洗濯機は買取の対象外です。リサイクルショップやフリマアプリでの売却は難しいため、家電量販店への引き取り依頼、自治体への問い合わせ、または指定引取場所への持ち込みで処分しましょう。

まとめ

洗濯機の処分方法まとめ

  • 洗濯機は家電リサイクル法の対象。粗大ごみとして捨てることはできない
  • 処分費用の相場はリサイクル料2,530円+収集運搬料で合計3,080〜5,280円
  • 買い替え時に量販店で引き取ってもらうのが最も手軽
  • 費用を最小限にしたいなら指定引取場所への持ち込み(2,530円〜)
  • 製造5年以内で動作する洗濯機はリサイクルショップで買取の可能性あり
  • 処分前には必ず水抜きを行う
  • 無許可の回収業者や「無料回収」の業者には注意する

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